業務パッケージとスクラッチ開発の使い分け|どちらが安く済むか
「パッケージのほうが安い」は、自社の業務がパッケージの想定に近い場合にのみ成り立ちます。カスタマイズが増えるほど、当初の価格差は簡単に逆転します。
結論から
- パッケージは標準機能で足りる場合に最も安い
- カスタマイズ費用と、バージョンアップのたびの追随費用まで含めて比較する
- 自社の進め方が競争力になっている業務は、スクラッチのほうが結果的に安くなることがある
比較の観点
| 観点 | パッケージ | スクラッチ開発 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 抑えられる | かかる |
| 導入期間 | 短い | 長め(ただしAI活用で短縮できる) |
| 業務適合 | 業務を寄せる必要がある | 業務に合わせられる |
| 変更のしやすさ | 標準機能の範囲内 | 必要に応じて変えられる |
| バージョンアップ | 提供元に依存、追随費用が発生することがある | 自社の都合で判断できる |
パッケージが向いているケース
- 会計・給与など、法令で形が決まっている業務
- 業界標準の商習慣に沿って運用している
- 自社の進め方に強いこだわりがなく、標準に寄せられる
スクラッチが向いているケース
- 業務の進め方そのものが他社との違いになっている
- パッケージを導入したが、運用でカバーする作業が増えてしまった
- 複数のシステムをまたいで転記が発生している
- 人数が多く、ユーザー課金の負担が大きい
AIによって前提が変わった点
従来、スクラッチが敬遠された最大の理由は、費用と期間です。AIを前提に工程を組み直すと、この2つが大きく下がるため、これまで「パッケージ一択」だった規模でもスクラッチが選択肢に入るようになりました。
当社ではこの考え方をAIネイティブ開発と呼んでいます。詳しくはトップページの「AIネイティブ開発とは」をご覧ください。
よくあるご質問
- スクラッチだと期間が長くなりませんか
- 従来はそうでした。当社の場合、1〜2週間で実際に触れる試作をお出しし、そこから短い間隔で作りながら進めます。
- 途中でパッケージに切り替えることはできますか
- 初期の段階であれば可能です。だからこそ、最初に小さく作って判断できる状態にすることをおすすめしています。