補助金を使ったシステム開発|IT導入補助金・ものづくり補助金の使い分け
補助金は費用負担を下げる有効な手段ですが、制度に合わせて作るものを決めると、本来必要のないシステムができあがります。順番を間違えないことが重要です。
結論から
- 先に「何を解決したいか」を決め、それに合う制度を後から探す
- 多くの制度は交付決定の前に発注すると対象外になる
- 補助対象になる費用とならない費用を、見積もり段階で分けておく
主な制度の違い
| 制度 | 主な対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| IT導入補助金 | 登録されたITツールの導入 | 対象ツールが決まっている。手続きが比較的簡素 |
| ものづくり補助金 | 革新的な製品・サービスや生産プロセスの改善 | 金額が大きい。事業計画の作り込みが必要 |
| 小規模事業者持続化補助金 | 販路開拓に伴う設備・システム | 小規模事業者向け。金額は小さめ |
| 自治体の制度 | 地域ごとに様々 | 併用可否は制度による |
手続きの順番で注意すること
- 交付決定の前に発注・契約すると対象外になる制度が多い
- 公募期間が限られており、締切から逆算した準備が必要
- 実績報告の際に、成果物と支払いの証拠を求められる
- 補助金は原則あとから支払われるため、一時的に自社で立て替える
補助金ありきで進めない
制度の対象になる機能を無理に足すと、使わない機能に費用を払うことになります。補助率が3分の2でも、不要な機能の3分の1は自社負担です。
先に自社の課題と、それを解決するために必要な範囲を決めてください。そのうえで使える制度があれば活用する、という順番が結果的に安く済みます。
よくあるご質問
- 申請を手伝ってもらえますか
- 開発内容に関する資料の作成はお手伝いできます。申請代行そのものは行っていないため、必要に応じて専門家をご紹介します。
- 補助金が採択されなかった場合はどうなりますか
- 規模を縮小して進めるか、時期を見直すかをご相談します。採択の可否にかかわらず進められる範囲を、あらかじめ切り分けておくことをおすすめしています。