調剤薬局のコスト削減|在庫と事務作業の両面から下げる
薬局の資金を寝かせているのは、棚に眠る不動在庫です。発注の判断を経験だけに頼っている間は、この金額は減りません。
結論から
- 不動在庫の可視化と、処方傾向にもとづく発注量の調整が最も効く
- 近隣店舗との融通を仕組み化すると、廃棄が減る
- 事務作業では、書類の読み取りと問い合わせ対応の自動化が候補
在庫に効く打ち手
- 不動在庫(一定期間動いていない品目)を自動で洗い出す
- 処方元の傾向から、必要量を予測して発注量を調整する
- 使用期限の近い在庫を優先的に表示する
- 系列・近隣店舗間での在庫融通を仕組みにする
事務作業に効く打ち手
| 業務 | 自動化の方法 |
|---|---|
| 書類・伝票の入力 | AI-OCRで読み取り、確認画面で修正 |
| 問い合わせ対応 | よくある質問への一次回答を自動化 |
| 服薬フォローの連絡 | 対象者の抽出と連絡の自動化 |
| 月次の集計・報告 | データの自動集計 |
効果の試算
在庫は「現在の在庫金額 × 圧縮率」で見ます。1割圧縮できれば、その分の資金が寝ている状態から解放されます。廃棄は「年間廃棄額 × 削減率」で別に計算してください。
よくあるご質問
- レセコンのデータは使えますか
- 書き出しができれば使えます。処方の履歴があるほど予測の精度が上がります。
- 1店舗でも効果はありますか
- 在庫の可視化だけでも効果は出ます。複数店舗があると融通の仕組みが加わり、効果が大きくなります。